金属ベルトのブランド時計はメンテナンスが楽

金属ベルトのブランド時計はメンテナンスが楽

ブランド時計の中には金属ベルトを採用している商品も多く、このタイプのベルトは普段は帰宅してから柔らかいタオルで汚れを拭き取る方法で綺麗な状態を保つことができます。
他の素材とは異なり汚れが浸透してしまうことがないことから、メンテナンスは楽に行えますが、3か月に1度や6か月に1度など定期的に洗面器にぬるま湯を入れて、毛先が柔らかい歯ブラシなどを使って洗浄する方法であれば、金属ベルトの隙間に入り込んでいる汚れを全て除去することができます。
この方法は該当するブランド時計が防水仕様であれば本体側がぬるま湯に濡れても問題はありませんが、もしも防水機能が無いブランド時計の場合では、ベルトを外してから同じように洗浄をする方法で日頃のメンテナンスは行えます。
新しい商品の殆どに防水機能は備わっているので大丈夫ですが、アンティークなど古い時計の場合では防水性が低い可能性があるので、説明書が無い限りベルトは外した方が安心です。

ブランド時計の革ベルトはエレガントな印象

ブランド時計では現在はメタルバンドが人気であり、とくにラフな使用を行うスポーツ系の腕時計ならば80%以上は金属系のベルトを使っております。
その他には特殊な繊維素材であるアラミドや、ゴム系のシリコンなどの場合もあるのが特徴です。
近年はこうしてスポーツ系でも他素材を使うようになりましたが、ほぼレザーブレスは使われません。
ブランド時計で革ベルトを使う場合には、ドレス系の時計の方が圧倒的な多数になります。
エレガントで繊細なイメージであることや、実際に高級なレザーほどデリケートで水濡れに弱い特徴がありますので、スポーツや日常生活の水仕事をする時には外して、ビジネスや余暇などに装着することが通例です。
革ベルトは耐水性の高いモデルもあります。
ワックスコーティングや顔料系の塗料で作られたものは、対候性は高いですが経年により表面が割れてくることもあるのが特徴です。
染料仕上げやタンニン鞣しなどは繊細ですが、エージングが美しくドレス系の時計には良く似合います。

著者:野原良助

筆者プロフィール

青森県弘前市出身。地元の百貨店で高級ブランド時計の販売を担当。その魅力を記事にまとめました。